海外ゴルフ旅行 My Plan 作成の便利帳としてご活用ください

活動

05. Spain Golf 三昧:費用/Expenses  (2014/5)

家内と2名の、9泊/11日、5ラウンドの総費用は、航空運賃抜きで€4,912/74万円、一人当たり€2,456/37万円、1日当たり4万円/人。、今回はビジネス・クラスを使用したので航空運賃込みで166万円、一人当たり83万円でした。
同種のゴルフ・パッケージ旅行が7~8泊/4~5Rでエコノミー=80万円、ビジネス=100~160万円と比較すると、手作り旅行のほうがかなり割安。でも、最近はビジネス、2人で50万円前後のスペイン観光パッケージが出回っているので、そちらよりは少々高め。

主な費用内訳(お土産を除く)

費用項目日本円(150円換算)全体比
航空券€6,187928,000円55.8%
交通費(Rent-A-Car他)€909136,000円8.2%
Hotel€1,477222,000円13.3%
Golf€1,236185,000円11.1%
食 事€58588,000円5.3%
観 光€27540,000円2.4%
その他合計€430
64,000円
3.9%
総費用€11,0991,663,000円100%

Hotel:
今回は5星=2泊、4星=7泊、合計=€1,477/222,000円、1泊平均=€164/24,600円でした。CanadaではC$248/19,850円/泊、Scotlandは£118/37,000円/泊でした。但し、円価換算は当時のレート(C$1=80円、£1=150円、€1=150円)。

On-line予約は、直前までNo Penaltyでキャンセル出来るサイト・ホテルに予約を:
AgodaとBooking.com でon-line予約を行いましたが、予約後も同じサイトから「お得情報」が毎日のように送付されて来ました。煩わしいうえ、予約料金より安い提示が有ったのでBest Price Guaranteeのクレーム・フォームに必要事項を記入し送付したら、「何処のサイトか?」との質問を受領。「フォームに記入した通り、御社x/xx付けのメール案内」と回答。「エビデンスを別種のフォームに添付しろ」と再度要求。その間に、特別価格の提示は消えてしまい、対応に非常な不満を感じました。Agodaは2度と使用しないぞ!

Golf‐Green Fee:
Top Classで4R、その他で1Rの合計5Rの合計(電動カート込)は€1,236/185,000円、1R=€124/18,500円/人、CanadaではC$150/12,000円、Scotlandでは£133/20,000円。

航空運賃:
年齢が進むとエコノミーでの長時間飛行は苦痛に。今回は少々無理をしてビジネス、全費用の56%と最大の費用項目に。

食費:
小皿料理/タパは€2.5~4/375~600円/皿と非常に割安感があります。小食の我々は 2~3皿とメインを一人前で十分。飲み物も、ビール、グラス・ワインは€3/450円前後、ボトルでも€15~30/2,300~4,500円。レストランガイドに載っているような所でも、前菜、メイン、デザートの3コースが€10~20/1,500~3,000円。9泊10日間で合計で€585/88,000円、1日当り€59/8,900円/2人と驚くほど安く上がりました。

04. Spain Golf 三昧:Driving / 運転・道路事情: (2014/5)

都市間の移動:
Spainの都市間の幹線道路は良く整備されており、大部分は無料、有料道路も距離にもよりますが€2~10程度と高くありません。最高速度制限は大部分で120Km、結構スピードを出す車も多く、我々はほぼ制限速度走行を維持しましたが、抜く車と、抜かれる車の数はほぼ同じでした。運転マナーは良く、ドイツのアウトバーンの運転同様、追い抜くと直ぐに走行車線に戻ります。

旧市街の運転:
観光に便利な様にと旧市街中心部のホテルを予約しましたが、旧市街は道幅が狭く、一方通行も多く、迷路の様、駐停車場所も限られ正直大変、懲り懲りです。カーナビが有っても、まさかこの狭い道の筈が無いと多少幅広の道路に入ると間違え、戻るに戻れず迷路をウロウロ。地元住人は要領を心得ているのでしょうけど、英語はほとんど通じないのでNo Helpです。

下の1枚目の写真はコルドバ市内・メスキータ大聖堂近くの旧ユダヤ人街。カーナビは「直進」との指示、観光客も多いし躊躇していると、後ろから地元の配送小型バンが来てクラクションで催促。意を決し前進すると、車の前後左右接近警告アラームが鳴りっぱなし10万円迄は損傷免責なので、フェンダー・ミラーを折りたたんで祈りながら辛うじて通り抜けました。どうしても写真を撮りたく、現場まで戻ってのショットです。見れば見るほど、良くここを通ったなとの思いです。 
2.Cordoba 旧市街-ここを運転

1.旧市街道路事情

地元のパトカーやタクシーも良く見ると、フェンダー部分にスリ傷のある車が少なくありませんでした。
3.パトカーも擦り傷だらけ

駐車場:
ホテル予約時には、専用の駐車場の有無・位置確認は必須と思いました。グラナダでは5星ホテルに予約を入れましたが、ホテル前に専用の荷物積込・積降し用の一時停車スペースが2台分あるのみ。幸い到着時に1台分が空いていましたが、市内の幹線道路の多くは片道1車線、交通量も多く停車スペースが無いと、スーツケース等を下ろすのにも迷惑をかける事になり冷や汗ものです。

写真はコルドバのホテル地下駐車場です。隣との車間距離は僅か10cm、車への出入りは助手席側のドアを半分開けて(しか開けられないが正しい)体を捩じってナントカ。他の駐車場も精々30~40cm前後の所が大半。久し振りに何度も切り返しの必要な運転を経験、出し入れ中、接近警報は鳴りっぱなし。これから行かれる方は、旧市街は避け、車寄せのある大きなホテル予約をお薦めします。
4.駐車場スペースも左右10cm

Rent a Car:
Hertz、Avis、Europcar等の大手を始め多数の会社が営業しています。Hertz #1 Club等に入会し日本からネット予約すると、色々なプロモーションが有るので確認し活用して下さい。
欧州ではマニュアルが主流で、オートマ希望の場合は予約時にキチット注文する必要が有ります。料金はかなり割高になります。ウインカーとワイパーの位置が逆ですが、直ぐに慣れると思います。
Rent-A-Car会社からは日本の免許と国際免許の提示を求められますので取得・持参を忘れずに。

レンタル料金:
今回は料金比較サイトを見てEuropcarを利用。車種はVW Golf – Automatic(走行距離1,000Km未満の新車でした)、9日間、距離無制限、Car-Navi付きで€539/80,850円でした。9日間の実走行距離は1,370Kmでした。
基本保険料はレンタル料に含まれていますが、一定額迄は免責。この部分のカバーには追加保険購入が必要だがパスしました。

Car-Naviのお薦め:
結構高いので迷いますが、地名も馴染みがありませんし、やはり必需品と思います。
操作は簡単ですが、Rent-A-Car受取時に、最初の訪問地をCar-Naviに入力してもらい操作方法習得を強くお薦めします。以降、前日に必ずCar-Naviに事前入力、走行距離や所要時間も確認
今回のシステムも、前回同様、電話番号での入力は不可でした。名称、住所で入力が必要。目的地の名称、電話番号の他、住所を最後の番地まで一覧表にしておくと便利です。

Routeの下調べ:
Michelinの道路マップ“Costa del Sol”を購入、前日に幹線道路のRoute No.等を下調べ。加えてiPadでGoogle Mapを呼び出し同様に下調べ、Street View等で周辺の風景を見、メモ用紙にRt. No.等や主な経由都市名などを書き留め、ある程度のイメージを頭に叩き込みました。今回のCar-Naviは車からの充電が不良で、初日、グラナダ市内に入った所で電源切れとなり少々慌てました。地図などのback-upを準備していたので何とか事なきを得ました。

運転上の注意&アドバイス:
日本と反対の右側通行、右折・左折時に反対車線に入らぬように要注意。
交通マナーは極めて良く、歩行者優先は徹底。CanadaやScotlandの様に、日中にライト点灯は見ませんでした。太陽が燦々と輝いているので無用?

Roundabout / ランドアバウト/ 環状交差点:
欧州で広く採用されている交差点です。慣れないと最初は一寸戸惑いますが、自分の左側からの車優先を覚えてことが重要です。近づいたらスピードを緩め入ります(停止すると追突の危険が有ります)。流れがスムーズになり、対向車と正面衝突しない構造なので重大事故が起こりにくく、ドイツでは切替え後、死者・重傷者が8割も減少しました。信号が不要なので防災面からも利点があるとの事です。

03. Spain Golf 三昧:Play時のアドバイス (2014/5)

Dress Code:
温暖なリゾート地なのでキャジュアル、ジャケットは不要。それでも倶楽部ハウスではジャケット・ネクタイ姿のメンバーも何人か見かけました。部屋の壁には、国王をはじめとするロイヤルファミリー、ブッシュ元大統領等の著名人、有名なゴルファーの写真が多数掲げられていましたが、多くがタキシード・イブニングドレス姿。ドレス・コードはTPOで使い分けているようです。

Finca Cirtesin Golf Resortの正門
Finca Cortsein GC-Hotel入口
練習場:
CanadaやScotlandは無料でしたが、SpainではFincaを除き有料でした。日本同様コイン(€2~3)を購入し、マシーンからボール(25~30個)を取出します。

Tee Ground、距離表示は「メートル/m」:
多くのGCは4~5つのTee Groundsが用意され、PlayerはHcpにより選択しています。
距離表示は「メートル/m」、今回プレーしたGCでは全てグリーン・センターでは無く、フロントでした。100mの距離表示は、ピン迄109ヤード+10~15ヤード=119~124ヤード。不注意にも確認せず、何打かアプローチでショートして気付いた次第。

コース案内:
Tee Groundに、日本の様な丁寧なコース案内表示は少ないと思ってください。Pro Shopでコース案内小冊子(€5~8)購入をお薦めします。尚、カナダでは必需品だった防虫スプレーは不要でした。

プレー可能時間:
4月末時点での日の出は遅く7時過ぎですが、日の入りは9時前後で、4時以降スタートの割引GFを提供しているGCもあります。

倶楽部ハウスで朝食・昼食を:
今回プレーした5GCでは何れも、コースを一望できる場所に快適なキャフェテリアがあり、極めてリーズナブルな値段で、朝食や軽食が食べられました。18Hスループレーですし、途中で売店もありませんので、多少時間の余裕をもって行き、軽く食事をしてからプレーをお薦めします。

Real Sevilla GCでの朝食:プロシュート付トースト、バターでは無く、オリーブ・オイル(手前のパッケージ)。フレッシュ・オレンジは本当に美味しい。二人で€11/1,650円。
Real Sevilla GC-朝食-2

こちらはSotogrande GCでのランチ:小皿料理/タパを2点:カレーライス=€3.75、白身魚のフリッター=€3.60、パスタ1点=€13.45、Coffee=€2.3×2点、合計€25.40/3,810円。小食の我々にはこれで残すほど。カレーもフリッターも美味しかった。
Sotogarnde-Lucn@Club House

02. Spain Golf 三昧:Play Fees / プレー料金:Green Fees (以下、GF)(2014/5)

有名Private GCを除くと、€20~50/3,000~7,500円とかなり割安です。バブル崩壊で観光客も減少した影響? 午後4時過ぎになると割引料金を提供しているGVもあります。

有名GCのGFは下記の通り:(ランキングはwww.top100golfcourse.co.ukによる)

1. Club de Golf Valderma:Spain=2位、South Spain =1位、平日=€320/48,000円、週末=€350
カート代を加えると二人で10万円超、ヘボゴルファーの我々には、あまりに高い(猫に小判な)のでパスしました

2. Real Club de Golf Sotogrande:Spain=3位、S. Spain=2位、€180/27,000円
Sotogrande GC(Home Pageより借用)
Sotogrande

3. Finca Cortesin:Spain=5位、S. Spain=4位、€190/27,550円

4. Real Club de Golf Sevilla:Spain=14位、S. Spain=7位、平日=€121/17,545円、Net予約=€88

5. San Roque Old:Spain=16位、S. Spain=8位、€155/23,250円

6. San Roque New:Spain=17位、S. Spain=9位、€72/10,800円
OldとNewのランキング差は僅か1なのでNewでプレーしました

7. La Duquesa:Spain=95位、S. Spain=53位、€35/5,250円
  現地でプレー当日直接予約。Robert Trent Jones Sr.設計、十分に楽しめました

少なからずのGCはホテル、コンドと一緒に開発されており、各GCのHome Pageや、上記予約代行会社のサイトで、宿泊と数回のGF代込のパッケージも数多く提供されています。

電動カート/Buggy:
Scotlandではコース保護の為Buggyの使用は厳しく制限されていましたが、Spainでは電動カートがかなり使用されています。GPS付は2007年オープンのFincaだけでした。

カート/Trolley:
多少の起伏があっても、手押しカートでプレーの方も少なくありません。欧州人は健脚!? 手押しは無償~€5、battery poweredは€10前後です。

キャデ/Caddie:
Valderma以外ではコース案内に記述がありません、また今回プレーしたGCでは見かけませんでした。

01. Spain Golf 三昧:数字で見る Golf Course情報(以下、GC)情報 (2014/5)

A) 外国人観光客とGC数:
スペインは欧州の一大観光地で年間5,000万人もの観光客が訪れます。年間日照時間が3,000時間を超えるアンダルシア州の沿岸部、Costa del Sol/太陽海岸は中でも人気スポットです。ちなみに来日観光客は2013年に初めて1,000万人を突破、2020年の目標が2,000万人ですから、5,000万人とは凄い人数ですね。

GCの数は意外と少なく全国で約300、しかし延長僅か180KmのCosta del Solには50以上のGCが密集しています。英国の2,752、日本の2,442、カナダの2,300に比べると少ないですが、同じヨーロッパのドイツは684、フランスも559です。
Costa del Sol地域の名門コースの多くはPrivateですが、ビジターも受入れています。

Finca Cortesin-3La Duquesa-No.18

B) GCの情報入手・予約:
前回同様、www.top100golfcourses.co.ukを参考にしました。その他、下記のサイトも参考にしました。どちらも予約代行会社によるサイトです。

www.golfspain.com:今回プレーした5GCの内3か所はこの会社で予約。15~30%を予約申し受付時に、残金をプレーの2週間ほど前に、どちらもクレジット・カードで支払い。予約確認票をプリントアウトし、当日キャデイー・マスター室で提示。各GCのGFが最初の頁に表示されています。

http://spainguides.com/costagolf.html:地図の上に54か所のGCの位置が表示されておりプラニングの際に参考になりました。 
costa-golf-guide

Hcp制限:名門Private GCでは設けられていましたが、プレー時に証明書の提示を求められる事はありませんでした。ちなみに、Sotogrande:男性25、女性=30、San Roque:男性=28、女性=36でした。

Spain Golf & 旅行便利情報

2012年のCanada、2013年のScotlandに続き、今年は予定通りSpain – Costa del Solに遠征しました。前回と同様の体裁にて情報を提供させて頂きます。地名、GC名等はweb検索しやすいように英語/スペイン語表示としました。必要に応じ、その後に日本語表示を加えました。日本語表記はWikipediaや観光ガイド本を参照しました。費用は€/ユーロ、便利な様に150円換算の円価も表示しました(2014/4 のレート143~144円でしたが)。多少なりとも読者のお役に立てば幸いです。

次の遠征地を何処にするか決めなくては。米国・アリゾナが現時点での第一候補ですが、お薦めの所があれば是非情報提供をお願いします。

2014年5月吉日、開設者