地中海に面したアンダルシア州の沿岸部は、年間日照時間が3,000時間を超え、ヨーロッパでも最も温暖な地域の一つで、美しい海岸と素晴らしい自然に恵まれた人気のリゾート地となっています。
歴史的にも新石器時代までさかのぼり、紀元前1100年にはフェニキア人がヨーロッパ最古の都市Cadiz / カディスを創設。起源前3世紀にはローマ帝国の支配下に、支配は700年続き、帝国の最も偉大な皇帝と言われているハドリアヌス帝、トラヤヌス帝はアンダルシア出身です。昨年読んだ、塩野七生の「ローマ人の物語」が参考になりました。711年にイスラム教徒の侵攻を受け、以降800年間イスラム教統治下に入り、アラブ文化が根付き今でもその影響が色濃く残っています。1492年にカトリック両王がグラナダを陥落し、大航海時代には膨大な富を築き、全盛期を迎える等、歴史・文化遺跡が豊かな地域です。グラナダ以外は今回初めて訪問なので期待感大の旅行です。
Costa del Sol / コスタ・デル・ソル(太陽海岸): Nerja / ネルハ(東端)からTarifa / タリファ(西端)迄の約180Kmに及ぶ沿岸は「コスタ・デル・ソル(太陽海岸)」と呼ばれています。ネルハの東側はCosta Tropical / トロピカル海岸、タリファの西側はCosta de la Luz(光の海岸)と呼ばれています。