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08. Scotland Golf 三昧:費用・Expenses (2013/7)

家内と2名の、20泊、7ラウンドの総経費は、航空運賃抜きで £12,155 / 182万円、1日当たり 91,000円(£1 = 150円換算)、航空運賃込みで £14,477 / 217万円でした。

Hotel 代、Green Fee + Caddie Fee 共、昨年のカナダより割高でしたが、憧れの St Andrews Old Course でのプレイ、宿泊 Hotel も最高クラスであった事、1週間程度の package が30~60万円もする事を考えると十分納得出来る範囲内と思いました。手作り旅行はマイペースで旅程が組めるうえ、費用的にも調整幅が大きいと思います。次回は2014年2月、又は、4月に Spain の Costa del sol 遠征を計画していますが、費用は抑え目にと考えています。

 

主な経費内訳

費用項目日本円(150円換算)全体比
航空券£2,322348,600円16.0%
Rent-a-car, ガソリン£1,092163,800円7.5%
交通費:Taxi 等£152
22,800円1.0%
Hotel£4,970745,500円34.3%
食   事£1,100
165,000円7.6%
Golf - Green Fee£1,864279,600円12.9%
Golf - Caddie Fee 他£56084,000円3.9%
Golf - Logo Balls 他記念品£27240,800円1.9%
観光:Orient Express 他£1,037156,300円7.2%
その他:チップ、通信費、雑費£1,108166,200円7.6%
合   計£14,4772,172,600円100%

 

Hotel:

St Andrews Old Course Hotel –  £465 / 69,750円に4泊、The Turnberry 5 Star Resort – £345 / 51,750円に3泊した為、合計で £4,970 / 745,500円、全体の34%と最大の費用項目となりました。どちらのHotel も本website の Scotland Golf Blog の6月9日と17日のコラムで述べた通り、値段に見合う満足度が得られました。その他、1863年に建てられた Glengorm Castle、London では2部屋+キッチンのServiced Apartment、5 Star Bed & Breakfast 等、色々なタイプのHotel 滞在を楽しみました。Hotel をワンランク落とすか 4 Star B&B にすればかなりの費用節約が可能になります。代理店利用の場合は、予算・その他希望条件を伝え手配依頼を行う事が肝心です。

何組か一緒に遠征の場合は、2~3 Bedrooms のキッチネット付きServiced Apartment を利用するとかなり割安にする事も出来ます。

Google、Yahooでプレー予定のGC名を入力検索するとTripadvisor/トリップアドバイザーの提供情報も表示され、当該GC近辺のお薦めHotel情報も多数表示されます。 Expedia、Agoda、Hotels、HIS等のon-line予約を活用して下さい。

 

Golf‐Green Fee:

名門GC の GF は£150 / 22,500円、但し、Caddie Fee が £60 / 9,000円必要なので 31,500円前後と Canada の C$150~200 / 1.5~2万円より50%前後割高です。GF が£100 以上と高額なのは Ranking Top 20 で、それ以外のGC は£30~60と安く、予約も比較的取り易いです。連日ゴルフ三昧希望の方は、絶対にプレイしたいGCを予約、空いた日に現地で天気予報&体調を考慮して前日予約も一法です。詳しくは 01 C)  Green Fee 分析、02 Scotland GC Ranking & GF をご参照ください。

旅行途中に一部予約手配を頼んでいた代理店より、£810 / 121,500円(2名分)で、Old Course & New Course のGuranteed Tee-Off Time が取れると打診が有り、勿論 Yes。この為、GF Total が£1,864 / 279,600円、全体比13%とかなり大幅に高く付きました。

1ヶ所に長く滞在する場合、03 St Andrews 便利帳で紹介した B) The 3 Day & 7 Dat Tickets 等の複数回のRound Packsを購入する方法もお薦めします。

 

航空運賃:

Hotelと並ぶ大きな費用項目です。プレミアム・エコノミー、ビジネスも検討しましたが、我が家の懐勘定から分相応にエコノミーとしました。On-lineで割安のフライトを探したのは勿論のことです。今回は Virgin Atlantic を使用。若干の割増料金で非常口脇のLeg Roomが広い座席を往復便ともゲット。

 

食費:

英国のHotel 、B&B は宿泊料にハムやソーセージ盛りだくさんの English / Scotland Breakfast が含まれています。20日間もの滞在中、B&B では何回か持参のお茶漬けにしました。英国料理は不味いとの評価が定着していますが、今回は何処でも美味でビックリ、値段も極めてリーズナブルでした。英国人が日本人の友人と始めた日本料理店 Wagamama はメニューも豊富で美味・サービスも良く・値段も極めてリーズナブル。人気爆発で、London、Heathrow 空港、Glasgow 等に多数のチェーン展開をしており、日本食好きの我々は合計3回も訪問。

 

Optional Tour:

前回の Canada 旅行では Sky Diving に挑戦しましたが、今回は Orient Express (日本で申込:107,000円)を楽しんだ事もあり総額が多少嵩みました。

(2013年7月29日掲載)

07. Scotland Golf 三昧:Driving / 運転・道路事情 (2013/5、7月加筆)

イギリスの道路は良く整備されており、運転マナーも良く、日本同様に左側走行なの一安心です。日本の免許と国際免許の取得・持参を忘れずに。国際免許は、各地の免許センターで簡単(30分程度)に取得出来ます。

A)      Rent a Car

Hertz、Avis、Europcar等の大手を始め多数の会社が営業しています。

欧州ではマニュアルが主流で、オートマ希望の場合は予約時にキチット注文する必要が有ります。料金は40~50%前後高くなります。ウインカーとワイパーの位置が逆ですが、直ぐに慣れると思います。

今回のスケジュール(6/9~6/23、2週間、Glasgow Pickup – Edinburgh 返却)で、費用をHertzでNet検索した結果(ベストレート、AC付き)をご参考までに例示します。ベストレート料金は、基本的保険料を含みますが、保険カバーを追加すると30~50%も高くなります。JAFFの会員はメンバーカードを持参すると、英国の同様のロード・サービス会社AAより一部無償サービスが得られます。CarNaviはオプションで£150 / 22,500円の追加。

マニュアル車オートマ車
Economy£392 / 58,800円N/A
Compact£416 / 62,400円£602 / 90,300円
Midsize£512 / 76,800円£748 / 112,200円
Midsize Wagon£588 / 88,200円£1,062 / 159,300円

 

B)      Routeの下調べ:UK-AA Route Plannerhttp://theaa.com/route-planner/

上記websiteで「From:  」「To:  」に出発地と到着地名を入力し「Get route」をクリックすると、総走行距離、所要時間、詳細な道順(道路番号・距離・Exit No)、Speed Camerasの警告、地図が表示され便利です。地図には丁寧にピンクのマーカーでルートを示してくれるので大助かりです。尚、同じ地名が複数ある時は、「7 matches found – select from list」と表示されるので、listから本来の目的地を選択しクリックします。プリントし運転時には家内に助手席より適時指示してもらっています。併せて、Philip’s Navigator Scotlandと言う詳細な地図帳(£7.99)を購入し、ルートをマーカーで印すと共に、ルート上の名所旧跡等も確認しました。

 

C) カーナビ:

地図のみ、カーナビ無しでの運転は考えられません。レンタカー手配の際、オプションで注文される事をお薦めします。我々のカーナビは、ラウンドアバウトに来ると、「the first exit」、「teh second exit」と音声案内。家内と二人で、2番目だねと確認しながら運転しました。

 

D)    交通ルール:

Website「イギリス 運転」で検索し、「イギリスドライブのコツ安全運転十箇条-」(http://e-driving.info/uk/03knack/01jyukkajyou/)と「英国・イギリスの交通ルール・運転規則」(http://jpncars.com/drive-in-england)、「イギリスドライブ・イギリスレンタカーの基本情報」(http://www.arukikata.co.jp/)に詳しい説明と有益な情報が記載されています。実際に遠征する場合には、是非一度のぞいて必要な頁をプリントされる事をお薦めします。イギリスは監視カメラ社会、交通違反も見逃さず摘発との事。異国での運転は、道路・交通事情にも疎いので安全運転に努めましょう。

  1.   路線番号:「M= 高速道路、「A= 主要幹線道路、「B= ローカル。時間に余裕のある時は「B」で英国情緒を満喫もお薦め。
  2. 制限速度:表示が無ければ、片側2車線以上は70mile/112Km、片側1車線は60mile/98Km、街中は30mile/48Kmです。どの国でもスピード違反者はいますが、Scotlandではほとんどの運転者は遵法運転で、スピードも(表示)制限速度での運転でした。
  3.  安全運転のポイント:①日中でも常時ライト点灯、②車を離れるときは必ずロック(車上荒らし等が少なくない)、③単位はマイル(1.6Km)、④景色写真を撮りたくても「P」以外では停まらない、⑤歩行者・自転車に注意(信号無視が多い)、⑥車間距離を十分に/日本の倍、⑦夜間の運転は極力控える。
  4. Roundabout / ランドアバウト/ 環状交差点:1960年代に英国で導入され、現在では欧州で広く採用されている交差点です。慣れないと最初は一寸戸惑いますが、数回経験するとコツをつかめます。自分の右側からの車優先を覚えてことが重要です。近づいたらスピードを緩め入ります。出口が分からなくなっても停止すると追突の危険が有りますので、グルグル回りながら標識を確認してください。主要道路では信号機付きランドアバウトもあります。流れがスムーズになり、対向車と正面衝突しない構造なので重大事故が起こりにくく、ドイツでは切替え後、死者・重傷者が8割も減少、信号が不要なので防災面からも利点があります。日本でも2013年3月に長野県で初めて既存の信号機付き交差点からの切り替えが行われ、今後の信号機からの切替え・普及が検討されていると最近の新聞記事に有りました。
  5. トイレ:ガソリンスタンド(ほとんどの店が売店を併設、24時間営業)、「i」Information Centerで拝借。Centerで観光案内情報、Official Guide to Golf in Scotland等もゲット。
  6. 飲酒運転:基本的にはNGですが、ビール1パイント(568mL、グラス1杯)、英国人の体型なら2パイント迄はアルコール検査値以下でOKとの事(保証の限りでは有りません)。
  7. 事故発生時:被害者と加害者同士で連絡先と保険会社名をメモし、早急に保険会社に連絡します。大事故、人身事故で無ければ警察への届け出は不要との事。
  8. 道路標識:ほぼ日本と同じで、英語で意味が書いてあります。違反金は各自治体と駐車取締官の重要な収入源となっていますので、バス専用レーン、駐車禁止ゾーンは監視カメラが有ると思って下さい。

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(2013/5/10掲載、7月 加筆・修正)

06. The Open Championship の観戦・料金(2013/5)

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第一回大会は1860年にPrestwickで開催。Linksコースでの開催が不文律となっています。開催期日は7月の第3金曜日の週、今年(2013年7/18-21)はMuirfield GCで、2014年はRoyal Liverpool、2015年はOld Course at St. Andrews、2016年はRoyal Troonで開催されます。

A) 観戦Ticketの入手方法&料金:

The Open Championship – Official Site(www.theopen.com/)を開き、Ticketsをクリックすればon-lineで簡単に購入できます。2013年のDaily Ticket£65/9,7504日間通しのSeason Ticketは£240/36,000円。16-21歳は£25、16歳以下は無料です。18thグリーン脇の観覧席は4日間通しで別途£250です、但し、席数が限られているので早目の購入が必要です。The Openには世界中から観戦者が訪れるので、ホテル予約も早目にする事が重要です。5月中旬に上記サイトにアクセスしたら、Ticketは完売となっていました(5/26追記)。

 

B) The Open 観戦Package

多くの旅行代理店がPackageを販売しています。ここでは、Scotlandのゴルフ手配専門の会社Golf Scotland (http://www.golfscotland.com)のPackageを参考迄に紹介します。2013 Open Tour:5泊/朝食付き(4星/2人使用)、4日間の観戦Ticket、Edinburgh空港 – Hotel – GC間の移動込みで£1,210/181,500円です。他社の料金も大よそ似たようなものです。尚、米国のMasters観戦packageはUS$5,000/50万円前後です。

 

C) The Open 開催GC

Prestwickで1860年の第1回から1872年迄12回迄(1871年は賞金が用意出来ず未開催)で連続開催。この間、Tom Morris Sr.が4回、Tom Morris Jr.が4年連続優勝。1873年にSt. Andrews のthe Old Courseで開催、1891年迄はMusselburghを含めた3GCで輪番開催。1893年に初めてEnglandのRoyal St George’sとRoyal Liverpool GC, Hoylakeが輪番に加わりました。

現在は、Scotlandの5GC(St Andrews、Carnoustie、Muirfield、The Turnberry – Ailsa、Royal Troon)とEnglandの4GC(Royal St. George’s、Royal Birkdale、Royal Lytham & St Annes、Royal Liverpool)で輪番開催。St Andrewsのみ5年に一度開催、他GCは特に順番は決まっていないとの事。

開催GC名開催回数開催年、備考
St Andrews28
1873年/第13回開催より、直近は2010年、次回は2015年
Prestwick241860より12回連続、1925年を最後に大観衆対応が出来ないので返上
Muirfield151892, 1896~2002, 2013年の開催地
Royal St. Gorge’s14England、1894, 1899~2011、Englandで開催された最初のGC
Royal Liverpool11England、1897, 1902~1967, 2006
Royal Lytham & St. Annes10England、1926, 1952~1996, 2001, 2012
Royal Birkdale9England、1954, 1961~2008
Royal Troon8
1923, 1950~1997, 2004
Carnoustie7
1931, 1937, 1953, 1968, 1975, 1999, 2007
Musselburgh6
1874, 1877~1889、以降は輪番より外れる
Turnberry – Ailsa4
1977, 1986, 1994, 2009

(2013/5/10掲載)

05. Scotland Golf 三昧:Play 上のアドバイス (2013/5、7月 加筆)

A)     服装 / Dress Code:

Scotlandの気温は6月で918℃、7月でも1019℃と低く1日の天気が変わりやすく、日が照りつけたと思ったら土砂降りで冷え込んだり、気温もめまぐるしく変化する(1日に四季が有る)のが特徴。海岸沿いのLinksでのプレーは、強風/雨・烈風/雨に備え防水性の高いレイン・ウエアーの用意も必須で幅広い衣類の準備が必要。毎年8月に開催される全英女子Open でも、昨年の宮里藍さんの写真を見ると、毛糸の帽子・耳あて、厚手のウエアを着用しています。男子のThe Open でも、多くのプレイヤーは最初の3日間は半袖でしたが、最終日はセーター着用。

我々は速乾性の高い長袖のポロシャツ・スラックス、ヒートテックの長袖の下着・タイツを数枚、ホカロンも用意し、セーターは薄手のカシミヤとしました。お目にかかった他の日本人の方々も、ホカロン等を用意してきたとの事。今回の遠征は、幸い3週間連続で好天に恵まれ、長袖のポロシャツ+薄手のベストで十分でしたが、用意は慎重に。

公式ガイドには、名門GCMain Dining等のDress Codeはタイ&ジャケットの所もあると書いてあります。今回の遠征ではネクタイを1本持参する事にしました。米国やカナダのリゾートGCとは少し異なりますので要注意です。遠征後、本項をUpdate報告します。【報告】Members Club House – Main Dinning Room ではタイ&ジャケットが必要な様ですが、今回の経験限りでは ビジターが許容される部屋でタイ&ジャケットを要求される所は有りませんでした。リゾート・ホテルも含め、重厚な感じの所も多く、夕食事はカラー付きのシャツとジャケットの方が違和感無く雰囲気に溶け込め居心地が良いと思います。

 

B)       有名GCでもプレイ可能 ! プレイ時間、プレイ可能時間:

有名GCでも一定時間枠をビジター用に確保しているケースが大半で、ごく一部のGCを除き、Scotland の大多数の GC でビジターもプレイする事が出来ます。

2013年のThe Openで松山選手がスロープレイで1打罰を受けたように、迅速なプレイが強く求められます。St Andrews の各コースの Score Card には、各ホール毎に、当該ホール終了プレイ所要時期が示されています。ちなみに Old Course は3時間57分となっています。Hcp 制限が無いGC が大半ですが、各GC共、Starter に後ろの組を待たす場合には抜かせるようにとの注意を受けます。2人で一度も待たずにプレイした Turnberry Kintyre では3時間10分、数ホールで多少待った turnberry Ailsa では3時間30分でのプレイでした。

緯度が高く(Glasgow、Edinburghで北緯56度)夏至の日の出は4時過ぎ、日の入りは9時過ぎです。夏期は60組前後、冬期は20組前後のTee-offが可能との事です。Tee-off time は10分間隔が多い様です。

 

C)      コース内にトイレ・売店は無し:

バッグに飲物、軽食の用意をお薦めします。コンビニでおにぎりが有れば最高なのですが、Scotlandではサンドイッチで妥協しなくては。地元のプレーヤーは、マッチ・プレーが主流の事も有り、3時間程度で回るとの事ですが、事前の準備は怠りなく。現地のCaddieさんに緊急事態にはどの様に対応しているのか質問する予定。遠征後、本項で報告します。【報告】実際に回って見ると、多くのGCで1ヵ所程度トイレが用意されていました。男性はハリエニシダの茂みも上手く利用していました。

 

D)      クラブ等の盗難に注意:

日本と違い、クラブ等の盗難も発生するとの事。Hotel宿泊時にも、トランクにクラブを置いたままにせず、部屋に持ち込む事を薦めています。ゴルフ保険は海外での事故も対象になりますが、GC&練習場以外での事故は対象外ですのでご注意ください。現実には、安全度は極めて高いと思いましたが、用心に越した事は有りませんね。

 

 E) 重量制限:

最近は、航空運賃が安くなった代わりに荷物重量制限(制限オーバーだと高額の追加料金)が厳しいので、持参する衣類も重量制限対策上工夫が必要ですね。多くの航空会社はSport 用品は無料扱いですが、事前の確認をお薦めします。我々もLondon – Glasgow のBA便では、golf bag 代として£40の追加料金を請求されました。

 

(2013/5/10掲載、7月 加筆・修正)

04. Scotland Golf 三昧:Play Fees / プレー料金 (2013/5、7月加筆)

A)Green fees

上記「01. 数字で見るGC情報」で紹介した通り、Scotland GCの平均GFは£31.4/4,710です。£100以上の高額なGCは有名な上位20コース、£50~99のGCが48コース、£30~49のGCが140コース、£15~29のコースが221コース(全体比42%)です。

日本から遠征しプイしたい有名・名門GCのGFはおおよそ£150、Caddie代(心付け込みで£60が相場)を加えると£200-210/30,000円になります

 

B)       Caddie / キャディ & 料金

各GC/Linksのライセンスを取得していますが、self-employed/個人営業です。事前の予約手配を薦めています。料金は£40~50/6,000~7,500研修中Caddieは£25心付けが£15~20/2,250~3,000合計で£55~70/8,250~10,500。プレー後Caddieに直接現金支払いとなります。尚、Caddieは各プレーヤー毎(1バッグ)に手配が必要です。Links courseにはブラインド・ホールあり、tee groundからは見えないバンカーは多数、強風時の距離判断等、最初のラウンドはcaddieの手配が望ましいと言えます。

ちなみにthe Old Course の料金は£45+15、合計£60/9,000円(以上)、予約はwebsiteから簡単に出来る様になっています。

 

C)      Trolley / カート(Trolleyは日本ではあまり使用しない用語ですね)

賃借料はmanually operated(手押し)は£5/750円、battery poweredは£15/2,250円前後です。The Old Courseではコース保護の為、午前中はTrolleyの使用すら禁止されています。自身で担ぐか、Caddie/キャディ-を依頼してのプレーとなります。地元のプレーヤーは、軽い脚付きバッグを担いでプレーするのが主流です。

 

D)     Buggy / 電動カート:(Buggyも日本ではあまり使わない用語ですね)

日本、アメリカ、カナダでは電動カートが主流ですが、Scotlandではコース保護の為Buggyの使用は厳しく制限されています。The Old CourseでのBuggy使用は身体障害者のみです。Linksコースの良さは、歩いてプレーしてこそ味わえます。

 

E)    Rental Club & Shoes

有名GCではメーカーと提携し最新モデルを提供しています。St AndrewsではCallawayの最新モデルを£30/4,500円で、靴は靴下付きで£12.5/1,875円で借りる事が出来ます。

Turnberry-Golf bagを担いでプレー

(2013/5/10掲載)

 

 

03. St Andrews 便利帳:コース案内、予約方法、料金 (2013/5、7月加筆)

St Andrews-The-Old-Course

Golfの聖地 / The Home of Golf

誰もが一生に一度はプレーしてみたいと思っているコースですね。Scotland golfやSt. Andrews関係のwebsiteや書籍も多く、歴史を含め情報は豊富に出回っていますが、予約方法、Green Fee、Caddie料金・手配等の具体的情報を網羅しているwebsiteは意外に少ないと思います。

本サイトはMy Plan作成の為の便利帳を目的として立上げました。幸いSt. Andrews Linksのwebsitehttp://www.standrews.org.uk/は非常に充実しており、参考となると思われる情報を整理しました。簡潔にと思ったのですが、結構なボリュームになってしまいましたがご参考になればと思います。

 

A)    St Andrews には合計7つのコースがあります:

ご存知でしたか? 各コースの2013年のGreen Fee(High Season: 4/15 – 10/13)(150円換算)とYard数を一覧にまとめました。Tee GroundはWhite(W)、Yellow(Y)、Red(R)の3ヵ所です。Top Pageの「Play」をクリックし「Course」を選択すると、全ホールの写真入りコース案内が表示されます。その他、The Old Course HotelがDuke Courseを運営しています。

Course 名Green FeeParWhiteTtee
Yellow TeeRed Tee
Old Course£155 / 23,250円72
6,7216,3876,032
Castle / キャッスル£120 / 18,000円71
6,7596,3765,460
New / ニュー£70 / 10,500円71
6,6256,3625,992
Jubilee / ジュビリー£70 / 10,500円72
6,7426,4245,979
Eden / エデン£40 / 6,000円706,2505,8745,450
Strathtyrum / ストラスタイラム£25 / 3,750円695,6205,0044,705
Balogove / バルゴヴ£15 / 2,250円301,520

 

 

B)     The 3 Day & 7 Day tickets

The Old course を除く6コースでunlimitedなプレーが行えるお得なパッケージです。3 Dayは£190/28,500円で有効期限は7日以内、7 Dayは£380/57,000円で有効期限は14日以内です。プレー当日、クラブハウス、又は、スターターから購入します。St Andrewsに長逗留し、Old Courseの予約抽選を待ちながら他の6コースでプレーする方には最適?

 

C)    予約方法-The Old Course

4通りの方法が有ります。超人気コースなので安く確実にtee timeを確保する為には1年以上前からのスケジュール検討・予約手配が必要です。でもSt Andrews のwebsiteでもtee timeの獲得は思いの他容易と書いてあります。どの様な方法で手配をするにしても、色々な大会・イベントで予約不可の日も少なくないので、スケジュール作成時にはwebsiteで「Play」-「Busy Dates」をクリックしプレー可能日の事前確認が重要です。年間約42,000ラウンドのプレーが行われ、The Linksとして年間£16百万/24億円の売上を計上、地元に収益還元と書かれています。

①   Book in advance/事前予約:2014年度の予約は、2013年9月4日14:00(英国標準時間)以降にe-mailで受付。WebsiteでBusy Datesの確認、土曜日の予約は不可、日曜日は安息日でclosedなのを忘れない様に。4~10月の予約には他のコースと併せて予約する必要があります。予約確定にはDeposit払込、残額も8週間前迄の払込が必要ですがno refundです。予約申込者(責任者)の変更は不可、他メンバーの変更にも厳しい制限があります。中々1年先のスケジュール確定は難しいですよね。

 

②   Ballot/抽選:St Andrewsはご存知の方も多いと思いますが(驚く事に)public courseなので、tee timeの約50%ballot/抽選で決定されます。申込(2名以上)はプレー希望日の48時間前(7月3日希望なら7月1日)の午後2時迄に、電話(01334-466-666、国際電話の場合は44-1334-466-666)又はclubhouseに直接出向き、あるいはe-mail(reservations@standrews.org.uk)で申込みます。抽選結果はその日の4時にwebsiteの「Ballot Results」に公示されます。

6-7月は日照時間も長く、6:30 – 17:00 の間、10分間隔で Tee-off ですから、63組/252名がプレイ出来ます。地元メンバーに一定枠が確保、また、大会やその他理由で枠が少なくなりケースもあります。50%が Ballot 枠との事ですから、1日約30組が抽選でプレイ出来る可能性が有る事になります。Strater、Hotel の Golf コンシェルジェを始め何人もの関係者に、抽選でプレイ出来る可能性を質問しましたが、5 ~ 50% とバラバラの回答でした。多くのゴルファーは 3~4泊するので、毎日申込めばかなりの可能性 (50~80% ?)が有りそうです。7-8月は、R&A主催のイベントが多く、Ballot 枠が少ない日が多いとの事。例えば、今年(2013年)は8月に全英女子オープンが開催されます。

 

③   当日コースに行き空きを待つ:1~2名の場合は、4人1組が原則なので、2~3人組の空き枠を狙ってプレー希望日に直接コースに行き、スターターに申込み並ぶ方法です。事前にwebの「Ballot Results」を見て何名の空枠が有るか確認をお薦めします。早朝4時頃から並ぶそうです。ピーク・シーズン以外だと可能性はかなりあるとの事。何人もの Starter に質問した所、今日は約50人が申込み、4時現在で約20名がプレイ出来たとの事。意外と確率は高いですね!  でも日によって確率はバラバラとの事。キャディ手配が難しく、午前中だと自分でバッグを担いでのプレイとなりケースが多いとの事(体力的に大丈夫ですか? 要注意 !)。

 

④   Guarantee tee times/Tee time保証:The Old Course ExperienceOCE(http://www.oldcourse-exerience.com)はSt Andrews Links Trustより世界で唯一the Old Courseを始めSt Andrewsの全てのコースの一定枠(全体の約20%とか、とすると1日僅か10~15組)のtee timeを保証されている営利会社です。The Old Courseのtee time保証のパッケージを販売している日米欧の旅行会社は何れもOCEからtee time枠を確保しPackageを作成し販売しています。限られた枠ですので早目の予約が必要です。

注:多くのPackageは代理店がBallotの代行を行ってくれるもので、the Old Courseでプレーできる保証は有りません今回、我々が手配を依頼したGGV社も同様です。

  • OCE Japan OfficeのE-mailはmikae.suzuki@oldcourse-experience.com、電話は03-5433-3935です。4/30に電話で伺った所、2013年枠はほぼ完売、既に2014年枠の予約を受け付けているとの事です。OCEの提供しているPackageの幾つかを紹介します。何れも6-10月、2名一室、朝食、クラブハウスでの昼食、滞在ホテルでの夕食(1回)、コースとの往復手配込みです。Caddie fee等は個人負担です。
  • Three-Night Old Course Experience:the Old Course(保証)、Kingsbarns又はCarnoustie、New又はJubilee又はCastleでの3R。Old Course Hotel = £2,150/322,500円、同伴者がプレーしない場合=£670/100,500円。
  • Five-Night Old Course Experience:the Old Course(保証)、Castle、Kingsbarns、Carnoustie、New 又は Jubileeの5コースでプレー。Old Course Hotel=£3,070/460,500円、同伴者がプレーしない場合=£1,020/153,000円。(5 R golf = £2,050/307,500円)
  • その他多くのPackageが用意されていますが、何れも高額な上、変更制限やキャンセル時にも返金無し等の厳しい条件付きですのでご注意ください。
  • OCEよりtee timeを獲得しPackageを販売している代理店の料金も当然ながら高額で厳しい制限付きです。ゴルフダイジェスト社のThe St Andrews 2013は5泊6日、the Old Course(保証)を含む3R、往復航空券込で50~60万円。ゴルフ専門旅行のフェアウエイ社の3泊、3R、航空券無しで32~33万円です。
  • 1年以上前の予約やBallot/抽選でゲットなら£150です。3RのPackage価格を逆算するとthe Old Coursetee time保証代は£1,000/15万円になります。価値観によりますが迷いますよね

 

  • 我々はLucky な事に、プレイ予定の10日程前に、代理店より追加料金(約2万円/人)を払えば Guranteed Tee Time が取れるとのメール、少々高く付きましたが勿論ゲットしました。でも極めて例外的なケースです。
  • 現地で Erde Travel Support の竹内さんetstakashi@zeus.eonet.ne.jp)に会いました。大阪に事務所を構える、英国ゴルフ旅行専門の会社との事。Ballot 実績は過去30回で90%との事。Home Page(www.ets77.com)に色々と参考になる情報が掲載されています。自身での手配に不安のある方は、一度連絡を取られても良いかも。

 

D)    予約方法-他の6コース:

事前にon-lineで予約できます。Top pageの「Book a tee-time」続いて「Booking the other 6 courses」をクリック、カレンダーで希望日を選択、「All courses」を選択しクリックすると、予約可能なtee timeが表示されます。希望コース・時間を選択しクリックし送信・払込を済ませると予約確定です。問題は2日前に実施されるthe Old Courseのballot/抽選結果との兼ね合いです。多くの方は結果を確認してから他コースの予約を行うようですが、かなりの確率で St Andrews の何れかのコースでプレイは出来るようです

 

E)     英文Handicap証明書が必要:

男性はHcp24女性はHcp36以下である事が必要条件で、スターターに英文Hcp証明書の提出が必要(と書いてあります)、慌てて家内共々Hcp証明書を取得しました。Starter House (Box)では本当に Hcp証明書の提示を求められました4時間以内でのプレイ速度維持の為と、ナリスマシ防止の為の様です(?)。他のGCではHcp証明書の提示は求められませんでした。

20130618-Starter House-Web  R&A 本部ビルとStarter House (ベージュ色の建物)

 

F)     St AndrewsHotel

多くのホテルがありますが、早目に予約する事が望ましいようです。4月末にExpediaで6月16日に予約出来るホテル&料金を見てみました。The Old Course Hotel/5星は69,736円、Fairmont Hotel/5星(街から少々離れている)は22,870円、3星で1~2万円の部屋も幾つか有りましたが、多くのHotelは満室でした。The Old Course Hotel は No. 17 沿いにあり、No.1, 18 も一望できる素晴らしいロケーション ! 1日部屋から見ていても飽きません!  但し、高くついてもコース側の部屋を手配する事 !

20130617-Hotel from No.1 Tee-Web  No.1 Tee Ground からのHotel、No. 17 コース沿い

 

 

(2013/5/10掲載、7月加筆・修正)

 

 

02. Scotland Golf 三昧:GC Ranking & Green Fee (2013/5)

Scotland-golf-courses[1]

Scotland Ranking Top 100www.top100golfcourses.co.uk)をCanada編同様に参考にしました。Top 20は下記の通りです。Web検索をすると、他にも幾つかRankingを公表している雑誌等が有ります。多少の順位の違いが有りますが、ほぼ同じGC名が見られます。一つの目安としてご利用下さい。

Scotland
Ranking
Worldwide
Ranking
GC Name日本語読みGreen Fee
Round/Day
Type
1位9位St Andrews (Old)セントアンドルーズ£150/NALinks
2位10位Muirfieldミュアフィールド£195/250Limks
3位13位Royal Dornoch (Championship)
ロイヤル・ドーノク£110/175Links
4位17位Turnberry (Ailsa)ターンベリー (アイルサ)
£180/NALinks
5i位29位Carnoustie (Championship)カーヌスティ£147/NALinks
6位37位Kingsbarnsキングスバーン£195/293Links
7位60位Royal Troon (Old)ロイヤル・トルーン£175/NA
Links
8位66位Loch Lomondロッホ・ロモンド記載無しParkland
9位70位North Berwick (West)ノース・べリック£90/120Links
10位77位Royal Aberdeen (Balgownie)ロイヤル・アバディーン£120/170Links
11位92位Cruden Bayクルーデン・ベイ£80/80Links
12位96位Castle Stuart
キャッスル・スチュアート£170/NALinks
13位Nairn (Championship)
ネアン£90/145
Links
14位Gleneagles (King's)グレンイーグルズ£160/NALinks
15位Western Gailesウエスターン・ゲールズ£125/175
Heathland
16位Machrihanish (Championship)
マクリハニッシュ£62/93
Links
17位Prestwickプレストウィック£130/185Links
18位St Andrews (Castle)セントアンドルーズ £120/NA
Links
19位Gullane (No. 1)ガラン£96/131
Links
20位Blairgowrie (Rosemount)
ブレアゴーリー£62/95Heathland

 

Ranking上位20GCのうち実に17GCがLinksです。又、上位10位までのGCが世界Rankingでも100位以内に入っている事は特筆されるべき事と思います

Ranking とGFの高さの相関も高いといえます。GF Ranking 上位20位以内でRanking 20位に入っていないGCは、Trump Int’l Golf Links (新設の為ランク無し、金にあかしての米国流が顰蹙を買ってのランク外なのかも知れません)= £195、Gleneagles PGA (47位)= £160、Gleneagles Queen’s (25位)= £160、Turnberry – The Kintyre (42位)= £135です。

(2013年5月9日掲載)

 

一寸情報:歴代英国王室にはゴルフ狂に近い国王・女王も少なくありませんでした。1834年には、国王ウイリアム4世(セント・アンドルーズ公でもあった)が、The Royal and Ancient Golf Club of St Andrewsと「Royal」を冠し、現在34GCが「Royal」を冠する事が認められています。

(2013年5月18日掲載)

01. Scotland Golf 三昧:数字で見る Golf Course 情報 (2013/5、7月 加筆)

Scotland国旗

青地に白のセント・アンドリュー・クロス (St.Andrew’s Cross) 旗 がScotlandの国旗です。セント・アンドリュー・クロスは、X字型の十字にかけられて殉教した、十二使徒の 一人でスコットランドの守護聖人であるセント・アンドリュー(聖アンデレ)を象徴しています。

Scotland では、英国国旗(ユニオンジャック)はほとんど目にしませんでした。独自の議会を持ち、大幅な自治権を持ち、使用されている紙幣も The Bank of Scotland 発行。それでも、今年は300年ぶりの独立の可能性が極めて高いとの事。下の写真は、St Andrews Old Course Hotel で撮ったものです。英国国旗がはためいた数少ない場所でした。尚、The Bank of Scotland 発行の紙幣は、England/London では受け取りを拒否される事もあるとか。

20130619-Flags-Web

 

A)    Golf Course(以下、GC)数:

英国全体で2,752(日本は2,442)、Scotlandには 564 のGCがあります。Private GCは僅か5The Open開催GCを含め、ほぼ全てのGCでプレーが可能です但し、GCによってはVisitor枠の曜日、時間制限が有りますので、有名・人気GCの予約可能日時・手配はかなり前もって行う事が必要です。(日英の全体数は、2008年現在、Wikipediaより)

一寸情報:Scotland のGC数は、1850年 = 17(ゴルフ人口は15,000人、99%がScotland人)、1870年 – 34、1890年 = 387、1910年 = 4,135。19世紀後半から猛烈なGC新設ラッシュが生じましたが、2度の世界大戦でブームは去り、2013年現在は564となっています。

 

B)    GCの情報入手:

Scotland National Tourism Organizationが(http://golf.visitscotland.com )をopenしています。Top pageの右下にあるOnline BrochureをクリックするとOfficial Guide to Golf in Scotland http://edition.pagesuite-professional.co.ukに繋がり、公式な詳細なゴルフ情報誌(以下、公式ガイド)がダウンロード出来ます。2013年度版は132頁もあり、少々重たいサイトで立ち上がりに多少時間がかかりますが、全GCのwebsite address、電話番号、料金を含むコース情報が、6地域別・アルファベット順にリストされておりMy Plan作成には欠かせません。

効率良く目的のGCを検索するには、画面中央上に表示される頁数「1/132」をクリックし、現れる白いBoxに「108」と入力するとA-Z順に整理されたGC Listが表示されます。最後に144件のHotel、B&B/Bed & Break情報(広告)も掲載されています。Scotland訪問時には、駅や町中にあるVisit Scotland Info. Centerで入手しておくと何かと便利です。

 

C)    Green Fee(以下、GF)分析:

少数の有名GCのGFは極めて高額ですが、公式ガイドを見てみると多くのGCのGFは£30前後。時間に余裕もあるので、公式ガイドにGF記載のある527コースを価格帯別に分類・分析しました。上記websiteのQ&Aでも、一部のGCは高いが、多くの素晴らしいGCは£40/6,000円前後でプレー出来ると書いてあります。

① GFの平均は£31.4/4,710。一部GCは9Hですが単純平均しました。元々、Linksは海岸沿いの農業には適しない砂丘地帯の野生の芝草を刈っただけですので、GCの造成費はタダに近く、散水等の手入れも行わないので、このGFで十分なのだと思います。有名GC でも大多数が GFの安い Twilight (3~4時以降 Tee-off )を提供しています。

GF価格帯別GC数:£100以上 = 20GC(全体比4%、£50~99 = 48GC(9%)、£30~49 = 140GC(27%)、15~29 = 221GC42%)、£15以下 = 98GC(19%)。2000年頃から米国人が多く訪問する様になり、Linksの観光産業化が進み、有名GCのGFが高騰していまいました。

③ 一部有名GCを除き、ほとんどのGC1RGF2050%増しのDaily GFを設けています

④ Turnberry等一部有名GCには米国資本(かっては日本資本も)が投資、米国流経営になっています。

D)    TypeGC数分析:

公式ガイドの各GC紹介の最初の項目は「Type」です。GCに色々なタイプがあるなんて知りませんでした。

① Links123(全体比22%)。英国&アイルランドの有名GCのほとんどがLinksで、The OpenLinksで開催するのが不文律になっています。海岸沿いにあり、砂地で水捌けが良く、自然の雨以外は散水しないので固く早い。自然のままで整地していないので、フェアウエーもグリーンもデコボコ。フェアウエー中央のナイスショットでも不運なバウンスでラフに入りロストも生じる。ラフは自然の雑草で深く木はほとんど無し。大小多数のバンカーがあり、多くは極めて深く、プロでも脱出に苦労。Clubhouse前がNo.1Hで、No.9が一番遠く、No.10よりNo.18/Clubhouseに向けて戻ります。

Parkland23842%)。内陸部にあり、公園の様に見事に散水・手入れされ青々とし整地されたフェアウエーとグリーンのGC。米国PGA、日本、カナダのGCはほぼ全てParklandです

③ Heathland12923%)。LinksとParklandの中間的なGC。Heather/ヒース、gorse/はりえにしだが生い茂っていまする。

④ その他 = 74Inland、Woodland、Moorland、Seaside、Cliff等があります。

(2013年5月9日掲載)