遂に最大の目的地・St Andrews / セント・アンドルーズに向け出発:Pitlochry/ピットロッホリー経由(242 Km)
InvernessよりA-9で一路南下。最初の休息・観光地はBlair Atholl/ブレア・アーソル(128Km/約2時間)。Blair Atholl からはA-9からPerth/パースでA90に入り、Dundee/ダンディー経由でSt Andrewsの街へ(114Km、約2時間)
Blair Castle / ブレア城:
Duke of Atholl/アソル公爵所有のScotlandで最も秀麗な白亜の古城。長年の王室への忠誠が認められヨーロッパで現在も唯一公式認可されているプライベート軍隊・Atholl Highlandersも持つ由緒ある城です。軍服はビクトリア女王時代のままで、一員になる事は非常な名誉とされています。銃や件のコレクションが見事でした。現天皇陛下が皇太子時代にご夫妻で訪問・滞在されています。宿泊された部屋には菊の紋章が。
修理の為、一部布でカバー、少々残念
St Andrews / セント・アンドルーズ (ゴルフの聖地) – The Old Course Hotel に(4泊):
The Old Course Hotel:
Old Course の17番沿いに建つ贅沢なホテルです、部屋代は1泊7万円前後と年金生活者には目の玉が飛び出る程高額ですが、一生に一度位はと予約。最近、 米国Kohler社の系列に買収されたとの事。
このホテルの素晴らしいのは、コース側の部屋からは St Andrews Links を一望にできる事です。当初、Aberdeenや、英王室夏の避暑地Braemer Castle等への遠出観光(往復約200Km)を計画していましたが、ホテルの部屋・ベランダからのNo. 17とNo.2のプレイ観戦の方が遥かに楽しく取止めとしました。
No.1 Tee Ground からのHotel風景。4名夫々にキャデイーが付くので8名 + スターター
部屋からRoyal and Ancient Golf Club (R&A)本部/左側の白いビル、No.1 Tee-Ground/R&Aの前、No. 1 Green/写真左下、No.18 Green/左側赤いビルの前を一望。ナント贅沢な眺望、1泊7万円の価値?
部屋の目の前、No.2 & 17 のフェアウエーに向う側に New Course とJubilee Course の Club House が見えます
部屋から左/北側を見ると、No. 2 & 16 のGreen(共通グリーン)、No. 3 のTee-Ground 、更にはNew Courseも。大半の方がキャデイーを雇うので、凄い人数がコース上に居ますね(写真を拡大して数えたら37名も映っていました)! しかも打ち終えると他メンバーが打つ前に直ぐに歩き始めます。これで良く事故が起きないものだと?
Old Course & No. 17:
Scotland Ranking* 1位、WW Ranking 9位、The Open を28回開催した名門GC。 女子は今年、男子は2015年に開催予定。
17番(461/436 Yds, Par 4):世界Top 500 Holes**の上位18位の一つに、又、世界の17番Holeとして1位、The Best Holes with Bunkers部門の14位、The Most Heroic Holes部門の15位、The Best Links Holes部門の18位、 The Most Difficult Holes部門の18位にも選ばれています。世界を代表するHoleですね ! 17番は1950年迄 Par 5として使用されていたそうです。
11番(174/164Yrs, Par 3)も上位100位の一つに、14番(530/523Yds, Par 5)が上位500位の一つに選ばれています。
部屋の目の前がNo.17 のフェアウエー、丁度1打目の落下地点です
No. 17 Tee Groundの目の前に Old Course Hotel の黒い木造建物があります。建物越え、又は、スライス系のショットが要求されます。宮里藍チャンが2発連続で建造物にぶつけたシーンを覚えている方も多いかと思います。
一緒に回ったAustralia から来た Tony。250 Yards のロング・ヒッター、見事にフェアウエーに
建物を良く見るとボール傷跡が多数。自信のあるロング・ヒッターはOldとCouresの「D-C」間を、Tiger Wood クラスなら「EとH」の間を狙えとの事。小生は分相応に、安全に建物を避けてのショット。多少スライス気味のナイス・ショットでフェアウエー・キープに成功 ! 世界一難しいホールをボギーで切り抜けました !
部屋から見ていると、建物の屋根に次々とボールが落ちて来ます。翌朝になるとボールは無くなっているので係員が回収?
No.17 が難しいのは、Tee Shotに加え、このバンカーによる所大です。中島が第3打のパットをバンカーに落とし、脱出に3打も要し Tommy’s Bunker とのニックネームが今でも色々なパンフレットに記載されています。優勝を逃しても、名前は残りました(本人は不本意?)。圧縮写真では良く分からないかもしれませんが、バンカー周辺の傾斜部分が広くしかもバンカー方向に下っています。画面中央やや右のラインを読んでいるプレイヤーの右側に落とさないと、深いバンカーに捕まります。見ていると素晴らしい第二(三)の多くが、ピンに向かいながら最後にバンカーに。The Best Holes with Bunkers部門の14位に納得です。部屋からはプレイヤーの顔の表情は見えませんが、2打ナイスショットして何故ダブルボギーなんだとのツブヤキは聞こえて来ました(空耳?)
Green 幅は狭く、バンカーを避け右を狙うとOBに。運よくラフで止まっても、そこから2-3打を要するケースが多く、The Most Difficult Holes部門の18位にも納得です
11番もMost Strategic Holes部門の13位、The Hardest-To-Putt Greens部門の13位、The Best Greensites in the World 部門の15位にも選ばれています。
Green Fee、Old Course の予約方法等は「Scotland Golf Info.:03. St Andrews Links 便利帳」に詳しく記載しましたのでご参照ください。
(2013年7月2日掲載、 写真は自身で撮影したもの、Web用に圧縮してあります)
コメントを残す